～疾風れエロス～

今日という日が来なければ良いと、

何かのミスで無かった事に出来ればと、

何度思ったことか･･･。

しかし･･･来てしまった。

そう、届いてしまったのだ･･･。



『素晴らしき日々_抱き枕カバー＆タペストリー　由岐×１、希実香×１』

各12,000円也



「悪い･･･」

「ホント急なんだけどさ･･･

　俺･･･もうエロゲ、やめたんだ･･･。」



「もう、

　昔のような気持ちで･･･

　君達を愛でてあげることは　出来ない･･･。」



「だから･･･。

　転売(さよなら)しようと思ってる。

　もう、お別れだ･･･。」





「頼むよ･･･。

　頼むから･･･、

　そんな目で見ないでくれよ･･･。」



「俺だって辛い･･･。

　自分でもどうして良いのかすら、

　よく分かってないんだ･･･。」



希実香「･･･」



「希実香は本当に可愛いと思うよ･･･。

　顔も髪も好みだし、

　声だって俺の大好きな

　北都南なんだ、嫌いなわけないじゃないか･･･！」



「でも･･･

　もうダメなんだ･･･。

　君達を好きでいると俺はダメになってしまう！

　頭がおかしくなってしまうんだ！！」



「だから･･･

　このまま、さよならしよう･･･。

　それがお互いにとって一番なはずだから。」



希実香「･･････。」



「くッ･･･

　ちッ･･････」



「畜生ッ！！

　うわぁーーーー！！」



「ハァ･･･

　ハァ･･････」

「なんで･･･。

　俺は開封してしまったんだ･･･！」

「この、バッカ野郎！！

　くっそーッ！！」

希実香「･･････。」



「希実香ぁ！

　可愛いよ、希実香ぁああああ！！」